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毎日通っている道で ちょっとした発見・・・・ そんなことで「生きる」って何? と思ってしまったり・・・・・・・・・・・・・日々これ MY LIFE
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「オーバーハイムのアナログシンセは音が太い」
と書いたばかりですが、
その後もデジタルとアナログについて、
いろいろ考えていました。

フルアナログの状態で音を聞には、
アナログシンセ → アナログレコード → アナログ再生
しかないのですが、
この環境は今は皆無かと思います。

となると、私たちが耳にしているシンセの音は、
どこかで必ずデジタル化されてているということです。

デジタル化すると音はどうなるかというと、
(言葉で言うのは難しいのですが誤解を恐れずに・・・)
音の波形を坂にたとえると、
それを階段で昇るのか、スロープで昇るのか、

といった違いになるかと思います。
普通はスロープの方が傾斜が緩やかになっていますが、
この場合は同じ傾斜です。

スロープが滑らかに上がっていくのに対して、
階段は傾斜をある間隔で区切り、その区切りの間は平面としてしまいます。
「ある間隔の間は一定(=同じもの)とする」
というのがデジタルです。
この間隔を狭めれば狭めるほどスロープに近づきますので、
CDの16/44.1よりDATの16/48が、
16/48より倍速DATの16/96が、
16/96より最近標準のオーディオインターフェイスの24/96が、
という具合に数字が大きくなればなるほど、
理論上はアナログに近くなります。

でも・・・ですね。
所詮階段は階段。o○
平らの部分が残るわけです。
音の印象で言うと
「間引かれている・・・」とか
「角張っている・・・」いう感じ
になります。
(まさしく階段の物理的特長のままですが・・・)

大げさに言うと
デジタルが「スカスカしている」というのに対し、
アナログは「ぎっちり詰まっている」という感じです。

それを「音が太い」とか言ったりするわけです。

さて、どっかでデジタル化するのだから、
最初からデジタルでいいではないか?
という話もあるかと思いますが、
もとが階段のものをさらに間引きますから、
もっと「カクカク」してきます。
所謂「どんどん薄っぺらい音になる」。

もう一つデジタルの特徴として、
「変換」
があります。
その階段状のものをデータ(数値)化する訳です。

いろいろあるでしょうが、
ここでは数値化するための変換にかかる時間だけ取り上げます。

これをレイテンシ(遅延?)と言うのですが、
これはデジタルの世界では至るところで起きます。
詳しくは説明できませんが、
データの受け渡しをバケツリレーのようにしたり」、
データの変換の時に演算したり
するのでどんどん遅れます。

結果人間は、
実は様々なところで待たされているわけです

同じ部屋でアナログブラウン管TVとデジタル薄型TVで
同じ生放送を見ると恐ろしく遅れていることが分かります。
地上波の伝達時間は同じですから、
デジタルがゆえの遅延に原因があります。

レイテンシがいろいろ言われ始めたのは、
オーディオインターフェイスが巷に出回り始めた頃からだと思います。
(MIDIでも問題にはなってましたが、オーディオデータはその比ではない)

で私もDAWやDTMの世界だけかと思ったら、
そうでもないようです。
楽器側もデジタルだと微妙に待たされている感があります。
もっとも人間は発音が遅れるとタッチを微妙に早くしたりするので、
出てくる音が遅れていることはめったにありませんが・・・

とりとめなくなるので、ここでやめておきますが、
デジタルによって人間は
待たされた上にスカスカの音を聞かされている
のかもしれません。

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