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引き続きVAN HALENです。
1984のJUMPの次に入っているPANAMA。
この曲を聴いていつも思うのが、
ギターをダブリングしてないのにこの迫力は何だ~
ということです。
ダブリングというのは、
ステレオであることを生かして、
左右両側にギターの音を入れて心地よい音を出す手法です。
左右別々に2回弾くのが一般的ですが、
たまにEffectでダブルにしたものもあります。
最近のソフト音源のギター版には、
最初からダブリングした音が入っていたりします。
ソフトシンセにディレイやコーラスが最初からついているのと同じようなものです。
その昔モノラルの時代(昔過ぎた??)
当然音は一度で録音するしかなくて、
弾いた楽器の数だけ音が入っていました。
バンドメンバーが4人なら音も4つです。
そこからステレオになるのですが、
その頃も、左右の音の広がりを求めることが多く、
録音は一発でやっていたものが多いです。
ただ、モノラル×2という考え方で、
左右異なった音を録音しているレコードも結構あります。
ビートルズなんかで、ドラムが右、ボーカルとギターが左、
なんて曲もあったりします。
ただ、ライブでの再現と言うのが当たり前の時代でしたので・・・
もとい!!
レコード自体がライブ演奏の記録という時代でしたので、
演奏者以上に音を増やすということはあまりありませんでした。
で
その後、4トラックの時代になります。
トラックというのはテープに録音できる回数だと思ってもらえればいいかもしれません。
実際にはステレオで2トラック使えば回数は減るし、
ピンポン録音という、慣らしながらその音を別のトラックに録るということをすれば、
音の劣化を気にしなければいくらでも回数が増やせます。
その昔、カーステレオに「8トラック」というのがありましたが、
これはステレオ(2)×4=8で、
4種類のものを切り替えられるものです。
そう言えば、映画「アルマケドン」で、
命をかけていくので俺たちの要求を聞け!!
ということでアメリカ合衆国に要求を出すシーンがあるのですが、
その要求の中に「8トラックを復活させよ」というのがありました。
そう言えば、4トラックを駆使した名作といえば、
ビートルズのサージェントペパーズです。
たった4トラックで作るということは、
どこかでピンポン録音しなければならなくて、
一度ピンポン録音するとその前に録ったものを変更することは出来ません。
ですから、
最終イメージをちゃんとして、どういう順番で録音していくかを、
考えていないと、後の祭りになります。
そう思って聞くと「Sergent Pepper's Lonely Hearts Club Band」は
すごいです。
その後は、クインシージョーンズが「愛のコリーダ」を作った時に、
100トラック以上だ
という話を聞いてぶっ飛んだものです。(^_^;)
なんでも、ひとつひとつの楽器をステレオで録っていったらしいです。
とうぜんひとつのレコーダーでは足りませんので、
何台同期させたのでしょう?
いまはDAWというかHDDに録音するので、
トラック数は無限
です。
制約がなくなった分音楽が良くなるかというと
そうでもないことは
先ほどの「Sergent Pepper's Lonely Hearts Club Band」
を持ち出さなくても立証済みかと・・・
あっ、VAN HALENでした。
その??ダブリングをしないで
ギター一本の音でスゴいのです。
その後もあまり露骨なダブリングしなかったのですが、
ベスト盤の「The Best Of Both Worlds」の中に新曲3曲が入っていて
その中の「イッツ・アバウト・タイム」
これだけは
強烈なダブリングです。
カッコいいですけど・・・・・
スゴイ人は何をやってもカッコいい(^_^)v
「オーバーハイムのアナログシンセは音が太い」
と書いたばかりですが、
その後もデジタルとアナログについて、
いろいろ考えていました。
フルアナログの状態で音を聞には、
アナログシンセ → アナログレコード → アナログ再生
しかないのですが、
この環境は今は皆無かと思います。
となると、私たちが耳にしているシンセの音は、
どこかで必ずデジタル化されてているということです。
デジタル化すると音はどうなるかというと、
(言葉で言うのは難しいのですが誤解を恐れずに・・・)
音の波形を坂にたとえると、
それを階段で昇るのか、スロープで昇るのか、
といった違いになるかと思います。
普通はスロープの方が傾斜が緩やかになっていますが、
この場合は同じ傾斜です。
スロープが滑らかに上がっていくのに対して、
階段は傾斜をある間隔で区切り、その区切りの間は平面としてしまいます。
「ある間隔の間は一定(=同じもの)とする」
というのがデジタルです。
この間隔を狭めれば狭めるほどスロープに近づきますので、
CDの16/44.1よりDATの16/48が、
16/48より倍速DATの16/96が、
16/96より最近標準のオーディオインターフェイスの24/96が、
という具合に数字が大きくなればなるほど、
理論上はアナログに近くなります。
でも・・・ですね。
所詮階段は階段。o○
平らの部分が残るわけです。
音の印象で言うと
「間引かれている・・・」とか
「角張っている・・・」いう感じになります。
(まさしく階段の物理的特長のままですが・・・)
大げさに言うと
デジタルが「スカスカしている」というのに対し、
アナログは「ぎっちり詰まっている」という感じです。
それを「音が太い」とか言ったりするわけです。
さて、どっかでデジタル化するのだから、
最初からデジタルでいいではないか?
という話もあるかと思いますが、
もとが階段のものをさらに間引きますから、
もっと「カクカク」してきます。
所謂「どんどん薄っぺらい音になる」。
もう一つデジタルの特徴として、
「変換」
があります。
その階段状のものをデータ(数値)化する訳です。
いろいろあるでしょうが、
ここでは数値化するための変換にかかる時間だけ取り上げます。
これをレイテンシ(遅延?)と言うのですが、
これはデジタルの世界では至るところで起きます。
詳しくは説明できませんが、
データの受け渡しをバケツリレーのようにしたり」、
データの変換の時に演算したり
するのでどんどん遅れます。
結果人間は、
実は様々なところで待たされているわけです
同じ部屋でアナログブラウン管TVとデジタル薄型TVで
同じ生放送を見ると恐ろしく遅れていることが分かります。
地上波の伝達時間は同じですから、
デジタルがゆえの遅延に原因があります。
レイテンシがいろいろ言われ始めたのは、
オーディオインターフェイスが巷に出回り始めた頃からだと思います。
(MIDIでも問題にはなってましたが、オーディオデータはその比ではない)
で私もDAWやDTMの世界だけかと思ったら、
そうでもないようです。
楽器側もデジタルだと微妙に待たされている感があります。
もっとも人間は発音が遅れるとタッチを微妙に早くしたりするので、
出てくる音が遅れていることはめったにありませんが・・・
とりとめなくなるので、ここでやめておきますが、
デジタルによって人間は
待たされた上にスカスカの音を聞かされている
のかもしれません。
昨日からVAN HALENで盛り上がっているところですが、
「1984」を聞いていていろいろ考えてしまいました。
と言っても、曲のことを考えていたわけではなく、
「音」・・・・楽器の音質のことを考えてました。
「JUMP」は壮大?なアナログシンセで始まるのですが、
これはオーバーハイムのOB-Xaという楽器なんですが、
ポリフォニックシンセの中でも音の太いタイプでした。
一番有名な?プロフェット5というのがありますが、
そっちは比較的なんでもあり、というかまあYMOです。
ところが、このオーバーハイムは思いっきりROCK!!
使う場所を選ぶくらいに太かったと思います。
JUMPをレコードで聞いては、
この音を出したくて出したくて、いろいろ手持ちのシンセをいじるのですが、
国産のシンセではどうやってもあんな音は出ませんでした。
フィルターとかの加工の問題ではなく、
oscillator(発振器)の音そのものが太いので、
挑戦の範囲ではなかったのですが・・・・・・
で
そんな印象を思い出しつつCDから流れるJUMPを聞くと・・・
「あれっ?こんなに高音がきらきらしてたっけ?
下の方の音が・・・・・・・・・・・・・軽い・・・・・」
原因は
ひとつはデジタル化することで音が間引かれているということ、
もうひとつは「Remastaring」で最近の音になっていること、
だと思います。
思い出しました!!
その昔、「JUMPの聞き比べ」をやったことがありました。
1.輸入レコード盤
2.それをDAT(16/96:倍速DAT)で録ったもの
3・同じくDAT(16/48:通常DAT)で録ったもの
4.CD盤
という4つのパターンでJUMPの特にイントロを聞き比べました。
当時のCDはリマスターとかしていなかったこともあり、
結果は(迫力的な視点が主ですが・・・)
良い 1 → 2 → 4 → 3 悪い
でした。
CD盤の評価は難しいとこですが、
同じフォーマットなら原盤に近い方
ということでしょうか。
今のシンセはほとんどデジタルですので、
こんな結果にはならないと思いますが、
アナログはアナログのまま聞くべし!!
という気もします。
今のデジタルシンセにもanalog系の音色はありますが、
analogをデジタル録音した音を再現しているのに近いと思います。
ん~
analogポリシンセがホシィッ☆O(> <)o☆o(> <)O☆ホシィッ
2007年に22年ぶりにDavid Lee Rothをボーカルにして
復活したVAN HALEN。
You Tubeの映像とか見ると
VAN HALEN はとてもがんの闘病後とは思えない感じで、
相変わらず上半身裸です。
実はオリジナルボーカルのVAN HALENを私はまだ見たことがありません。
David Lee RothばSOLOで来たときは見に行ったのですが、
あとはSammy Hagarでした。
SOLOの時はあまり期待したいなかったのですが、
GuitarがSteve Vaiだったのと
やっぱり「本物の声と動き」だったので、
結果感動したことを覚えてます。
PANAMAをやってくれて
武道館の中央の天井からぶら下がっている縄梯子を上っていき、
(その時アメリカ国家をSteve Vaiが弾いている)
登りきったところにリングのセットがあり
そこでPANAMAを歌うという
いや~はずかしながらこれしか表現がないのですが・・・
「超かっこいい!!」でした。
(考えるとその頃そんな言葉はないわけで・・・はたしてどう表現していたのか。。不明。o○)
話を元に戻すと、
TOTOにBobby Kimball が戻ってきた時も思ったのですが、
(Bobby Kimball も15年ぶりでした)
「Vocalってうまいへたもあるけど、キャラが大事だよな~」
この場合のキャラは
「声質」とか歌詞の言い回し(簡単に言うと「歌い方」なんですが・・)
を指してます。
言い方が変かもしれませんが
「ようやく本物が聞けた」という感じがします。
特にVAN HALEN は David Lee Rothの後が
Sammy Hagar だったのでずいぶんと違っていたかと思います。
Sammy Hagar といえばMontroseです。
「 I Got the Fire」の映像は忘れられません。
Sammy Hagarがヘッドフォーンをかぶって歌うのですが、
あまり体を揺らしたりしないで(レコーディング・シーンだったのかも知れません)、
とてつもないハイトーンを出しているのが良かったです。
もちろん、Ronnie Montrose のギターも凄いですが・・・
また戻しますと、
Sammy Haga がきちっと歌って、HARD ROCKのサウンドのVocal楽器という感じなのに対して、
David Lee Roth は崩して歌って、HARD ROCKのサウンドをカラオケに歌っているみたいな感じです。
存在感の大きさは同じなのですが、その質が違う・・・・
「まじめ」と「ふまじめ」という印象もあります。
というわけで、
「本物が歌っている」のを聞きたい~
解散する前に日本に来てくれ~
Carrie Underwood と言えば
先日のグラミーでは
CDバージョンとはちょっと違った「Before He Cheats」を聞かせてくれました。
それまでの印象は、やはり
American Idol 出身のカントリー姉ちゃん
といった感じだったのですが・・・・・・・・・・
いや~
貫禄もついて。o○
「Before He Cheats」もCDで聞く分には十分カントリー味がするのですが、
グラミー賞のパフォーマンスでは
アーバンな香りでした。
で
この
Carrie Underwood の2006年に出したデビューアルバム
「Some Hearts」なんですが、
2006年のBillboard年間チャートで1位に輝いてます。
「年間1位ということはアメリカで一番売れている音楽だよな」
ということで私もさっそく聞いたりしてました。
昨年の10月頃に2作目の「Carnival Ride 」が出て
これはこれで売れているのですが、
なんとですね
前年1位だった「Some Hearts」が2007年のBillboard年間チャートでも、
5位なんですよ。
いったいどのくらい売れているのやら・・・・
何気で「American Idol」というところから入りましたが、
これは
日本の「スター誕生」。
と言いたいのですが、
そんな生易しいものではないようです。
DVDも出ていたりするので(TSUTAYAにあった)
見るといいかもしれません。
まずデビューしてたり、デビューが決まっている人も参加できます。
あと、とにかく延々と時間をかけて絞り込んでいきます。
アメリカショービジネスの厳しさというか・・・
層の厚さ
を感じざるを得ないコンテストです。
ちなみに
2007年のBillboard年間チャートの1位になった
Daughtryですが、
この人もの「American Idol」出身です。
「American Idol」出身者で私が肩入れしてた
Kelly Clarksonは昨年の秋に出た2枚目がいまひとつだったのか、
最近あまり出てこなくなってしまいました。
この辺りの人たちは
次のアルバムがでるのを待ち遠しいと思う
数少ないアーティスト
かも知れません。